今年で第4回目を迎えた「一日一訓カレンダーフォトコンテスト」ですが、おかげさまで、今回も多くの作品が集まりました。
9月4日に審査会を開催し、優秀な作品の中から選りすぐりの32点（表紙を含む）を入選作品に決定しました。尚、入選作品を掲載したカレンダーは2018年6月の刊行を予定しています。
このカレンダーは、日めくりで仏典や各宗祖の言葉を、写真とともに味わっていただけます。15万部が、国内寺院をはじめ海外にもひろく頒布されます。
●審査員…石黒健治氏（写真家）、杉全泰氏（写真家）、丸林正則氏（写真家）、金子美智子氏（写真家）
●賞金… 表紙採用10万円（1点）／入選作品5万円（31点）
講評
光あふれる中の花が、正しいおもいを表し、見る人に平和を感じさせる。
講評
物言わぬ花でも笑いたい時がある。月の初め、元気をもらえる一枚。
講評
上から落ちる雫が積もって氷となった氷筍。心の中の様ざまなおもいが積もり、言葉となる感じが表現されている。
講評
雲海の流れる様子がすばらしく、また早朝の清々しさを感じる。
講評
美しい落ち葉と石仏のコラボが見事な一枚。
講評
中心に太い幹がドンと貫き、力強い生命力がある。背景の藤の繊細な美しさとの対比が良い。
講評
ピンク色の葉が美しい。愛らしいアメンボ、みずみずしい水玉など、見るものを惹きつける。一枚ですべてを完結している世界観がある。
講評
動きの美。文言にも合う。
講評
蓮の最も美しい部分が切り取られている。清い蓮の花のやさしさを表現している。
講評
ユーモラスな一枚。文言にも合う。
講評
水瓶に浮いた花が美しく、また片方に偏っている感じが心の変化を表している。
講評
色合いがきれいな一枚。手前のチューリップは自分か、他人か、どちらにも解釈できるところが面白い。
講評
静かに見聞きして知識を得ているような感じに見える。フクロウのように多くを聞き多くを見ることが大切。
講評
左右の波の形が異なることで、風を感じさせる。
講評
クラゲが手を触れあっている様がほほえましく感じる。
講評
散った花が美しい。文言にも合う。
講評
自然が成し得たわざのように思える光のカーテンと光の道。救済のイメージを感じさせる。
講評
学び教える姿を想像させる作品。勉強に励む子どもたちを感じられる。
講評
朝顔の一瞬の輝きが描写されている。朝顔をストレートに写した作品である。
講評
光の加減や、あえて頭部の全てを写さないフレーミング技術が、より一層仏像の表情を引き立てているワザありの作品。
講評
太陽が蓮にかかる時間・位置・光の加減など、細部にまでこだわった労作。泥水を吸い上げて美しい花を咲かせる真っ直ぐに伸びた茎が細いながらも力強い。
講評
向かい合う２匹のカエル、植物の葉の段差が苦と楽をイメージさせる。段差があることで動きもでている。
講評
小さな水滴の中にでも、仏の存在を感じられる。我々の心のどこにでも仏がいることを示唆しているようである。
講評
散った花と黄色に輝く木漏れ日。散った花を明るく、美しく映したこの作品はまさに文言通りといえよう。
講評
自分を見つめ直し、内に自分を問いただしているように見える。
講評
静かに佇む藁座布団と木魚が、勤行に励む僧侶を連想させる。文言に合う作品である。
講評
砂もようによって波を表し、手前の柵で平穏な心を表している様で見事な一枚。
講評
すっと空に向かって伸びている花の立ち姿に美しさを感じる。緑、紅、青の色合いが良い。
講評
手を合わせることの大切さが表現されている。派手さのない桜・地蔵・人という構図にドラマを感じられる。
講評
親のやさしげな表情と子の甘えた表情から、愛心が伝わりあっているように見える。
講評
何度も言って聞かせている様子を見事に表現している。子ザルの表情がすばらしい。
講評
今日の終わりをむかえ、今この一瞬を生きている人々の様子がうまく描かれている。一日の終わりを安らかに。
