HISTORY

1925

ザ・パシフィックワールド
創刊

沼田惠範はアメリカ留学中に東洋文化の紹介を通じて仏教を伝えようと、英文雑誌『ザ・パシフィックワールド』を創刊。4年後、資金難により廃刊。この経験がミツトヨの創業、仏教伝道協会設立の原点となった。

英文雑誌『ザ・パシフィックワールド』

1934

株式会社ミツトヨ
創業

当時ほぼ100%を輸入に頼っていたマイクロメータの国産化を目指し東京・武蔵新田に研究所を開設。これが現在の株式会社ミツトヨの第一歩となり、世界をリードするグローバルカンパニーに成長する。

1962

英訳仏教聖典刊行、
寄贈を開始

全日本仏教青年連盟刊行の『The Teaching of Buddha』を基に沼田惠範が『英訳仏教聖典』を発刊。ホテルへの寄贈を開始した。
以降、和文仏教聖典や各国語への翻訳、頒布を推進。

The Teaching of Buddha

1965

仏教伝道協会
設立

沼田惠範は仏教音楽、仏教聖画、仏教聖典の普及に努めていたが、これら一切の仏教伝道事業を組織化し、財団法人仏教伝道協会を設立。

1967

第1回仏教伝道文化賞
贈呈式

仏教伝道に貢献された方を讃えるため「仏教伝道文化賞」を制定。2012年には「仏教伝道文化賞沼田奨励賞」を加え、2025年現在、第59回を迎える。

第1回仏教伝道文化賞 贈呈式

1970

第1回実践布教研究会開始、
築地本願寺にパイプオルガン寄贈

宗派を超えた僧侶たちが集まり研鑽する「実践布教研究会」の初回が行われたのがこの年。
また同年、仏教音楽の現代化を目指し築地本願寺本堂にパイプオルガンを寄贈した。

パイプオルガン

1972

仏教伝道センタービル
竣工

仏教を世界に発信する拠点として、東京・芝に仏教伝道センタービルを建立。地下2階、地上2階建てのビルには茶室や音楽スタジオも設けられ、1980年には8階まで増築された。

仏教伝道センタービル

1982

英訳大蔵経事業
開始

「誰かが何時か始めねばならぬ」という沼田惠範の覚悟のもと、『大正新脩大藏經』を英訳するという一大事業が開始。2025年現在、全体の101典籍が71冊にまとめられている。

1984

沼田仏教講座
開設

世界の主要大学に日本仏教をはじめとするさまざまな分野の仏教学を学ぶ講座を開設。2025年までにハーバード大学やオックスフォード大学、ウィーン大学など世界17の大学で運営されている。

1991

外国人留学生奨学金制度
開始

仏教研究を志す研究者、学生を支援し、育成するため、外国人留学生奨学金制度を開始。2015年には日本人留学生奨学金制度を併設し、仏教学術振興に貢献している。

1993

ドイツ惠光日本文化センター
建立完成

1988年の起工から5年を経て、ドイツ「惠光」日本文化センターが完成。ヨーロッパに仏教を伝える一大拠点としての役割を担っている。

ドイツ「惠光」日本文化センター

2013

公益法人移行。
復興支援を実施

内閣府の認可を得て、公益財団法人となる。また東日本大震災を受け、学生ボランティアやチャリティイベントなど、復興支援活動を実施。

2018

掲示板大賞、ラジオ番組
開始

「輝け!お寺の掲示板大賞」、ラジオ番組「笑い飯哲夫のサタデーナイト☆仏教」を開始。新たな取り組みがメディア等で反響を呼んでいる。

ラジオ番組「笑い飯哲夫のサタデーナイト☆仏教」

2020

オンライン配信開始。
オンラインショップ開設

コロナ禍、新たなニーズに対応するため、各種講座のオンライン同時配信を開始。書籍もオンラインショップでの販売を開始し、読者層を広げた。

2024

和文仏教聖典改訂。
「仏教聖典」印刷累計1,000万冊達成

7年の歳月をかけ完成した改訂版「和文仏教聖典」を刊行。また46言語を65カ国に配布している「仏教聖典」の総印刷数が1,000万部を超えた。

和文仏教聖典改訂版

2025

設立
60周年

財団設立60周年を迎える。

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