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「仏教聖典を経営に活かす会」について

仏教聖典を経営に活かす会 写真

仏教聖典を経営に活かす会幹事長


昭和56年、仏教伝道協会の御支援のもと発足し、以来27年、これだけ長く続いているのも、著名なご講師に恵まれ、同時に多数の温和篤実な会員の方々とのご縁と、出合いのお蔭とよろこんでおります。その一方で少数ながら批判苦言を呈する人がいます。そこで一言弁明させて頂こうと思います。

まず一番目に多いのが「経営に活かす会」との字句が誤解されて、いかにも会社経営、金儲けのノウハウを教えてくれると期待している方がいます。これは大きな勘違いでそんな即物的、現世利益的な団体ではありません。

「経営」と云う言葉はもともと仏教用語です。この会は、人間が生きて行くため、人生を送るための営なみをまなぶための智慧を会得(えとく)する会です。

「金(かね)」と云うものを追うと逃げます。人品人徳が備われば、向こうから自然と近寄ってくるものではないでしょうか。自分の魂を売ってまで金儲けをしてはなりません。そう云う人々や、その組織、企業、国家はいずれ破滅します。人類社会の歴史が実証しています。

次に多いのが、仏教の教理教学を勉強したいと考える真に真摯な方々です。その方たちの反応は、経典仏典の一つでも解くではなしに、素人を相手にした様な話だけでもの足りない、失望したとのお話でした。しかし、この会は学究目的ではありませんし、プロの学僧のためのものでもありません。もし、それが目的だとすれば専門的に教理教学、仏教史などを勉強されたら良いでしょう。

この会は、前記二者には適しません。先ず、ご講師の先生の平易な法話から始まり、それを発展展開させ、教理教学の一端を解説して頂きます。それにより仏教(大乗仏教)の根源的な思考や洞察力などを教わります。そして、釈尊の智慧の一端を文字通り、ご講師の謦咳(けいがい)に接して教導して頂く事、誠に有難い事でございます。

更には、勉強会の後の懇親会では、ご講師をはじめ会員各位との歓談は、真(まこと)に心温まる時空であり、癒しの一時であります。

この様な流れの中で吾々は、自然に仏教的思考の土壌が培われ、六波羅蜜や八正道などの各語句が、単なる標語としてではなく、血肉となって身心(しんじん)に溶け込んでいきます。

古人曰く、「天に正道(しょうどう)あり」「人に仏性(ぶっしょう)あり」と。

これからも研鑽に励み、この混沌とした世の中を活(い)きぬいて行きたいとおもいます。


合 掌 

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