沼田仏教講座
仏教はその歴史において、様々な交流を通して民衆へと伝えられ支持されてきましたが、その伝来から民衆へ伝播するまでにそれぞれの国の知識層や大学に相当する機関がいろいろな役割を果たしてきました。わが国においても、天台宗の比叡山、真言宗の高野山などは、日本仏教の形成に大きな影響を与えてきました。
当協会ではかねてから、現代における国際仏教伝道事業の一環として、北米・欧州の主要大学に仏教講座の開設を計画し、推進してまいりました。
これは「沼田仏教講座」として、米国カリフォルニア大学バークレー校に1985(昭和60)年1月より、開講されたのをはじめとして、2009(平成21)年現在、北米・欧州の主要大学での「沼田仏教講座」は、15校の大学で開講しております。
沼田仏教講座開設校
- [アメリカ]
- カリフォルニア大学バークレー校、ハーバード大学、シカゴ大学、
ハワイ大学、スミス大学、米国仏教大学院、カリフォルニア大学ロサンゼルス校
- [カナダ]
- カルガリー大学、トロント大学、マギル大学
- [イギリス]
- オックスフォード大学、ロンドン大学
*オックスフォード大学の沼田仏教講座に関しましては、2005年9月から2008年3月の募財期間に寄せられた多くの有縁の方々の御寄付による増資で通年仏教講座を開講しております。
- [ヨーロッパ地区]
- ライデン大学(オランダ)、ウィーン大学(オーストリア)、
ハンブルグ大学(ドイツ)

- 沼田仏教講座 ハーバード大学との調印

- 沼田仏教講座 オックスフォード大学との調印

- 北米沼田仏教講座担当者会議の風景
2008年度 沼田仏教講座内容
| 学校名 | 教授名 / 講義内容 |
|---|---|
| カリフォルニア大学 バークレー校 |
James Robson教授 (ハーバード大学) 「中国宗教から見る中国仏教書」 公開講座:「再生の探究:東アジア仏教における教化と経済の救済」 |
| ハーバード大学 | 船山徹教授 (京都大学 人文科学研究所) 「中国仏教とインド仏教における聖人」 |
| シカゴ大学 | Matthew Kapstein教授 (シカゴ大学) (1) 「バルセロナの仏教」 (2) 「仏教哲学書読解」 (3) 「現代宗教学論」 |
| スミス大学 | Jamie Hubbard教授 (スミス大学) (1) 「幸福501: 仏教西洋心理学の観点から見た幸福」 (2) 「現代世界における日本仏教」 国際会議:「モンゴル仏教」 |
| ハワイ大学 | 2008-2009年度はプログラム無し |
| 米国仏教大学院 | Richard K. Payne教授 (米国仏教大学院) 「宗教学における諸問題 Roger Corless博士を追悼して書籍出版 |
| カリフォルニア大学 ロサンゼルス校 |
Terusaki日本仏教センターとUCLA仏教学協賛 公開講座:「仏教美術の発展」 |
| James Robson教授 (ハーバード大学) 公開講座「アジアのイメージInside-Out: 東アジアの彫像から何を学べるか」 |
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| Imre Hamar教授 (Eotvos Lorand大学) 公開講座:「Huayun仏教における唯識論の解釈」 |
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| Kate Crosby教授 (ロンドン大学) 公開講座:「私たちの知らないテーラワーダ:テーラワーダ仏教における忘れられた密教」 |
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| Donald Lopez教授 (ミシガン大学) 公開講座:「仏教と科学:途方に暮れないためのガイド」 |
| 学校名 | 教授名 / 講義内容 |
|---|---|
| トロント大学 | Dina Bangdel教授 (Virginia Commonwealth大学) 講読:「儀礼に見られる芸術:ネワール仏教における曼荼羅の伝統」 公開講座:「ネワール仏教の肖像学:仏教宇宙の表現」 |
| Johan Elverskog教授 (南メソディスト大学) 公開講座:「シルクロード上での仏教とイスラム教」 講読:「9世紀から12世紀における仏教徒とイスラム教徒の交流」 |
|
| Nicolas Sihle教授 (バージニア大学) 公開講座:「宗教研究分野の構造に対して長びく問題:仏教と文化人類学の比較プロジェクトへの論評」 講読:「ローカル/グローバルの接点で書かれた書:ローカル密教儀礼マニュアル集における文化人類学的考察」 |
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| Sarah Jacoby教授 (コロンビア大学)・Antonio Terrone教授(ライデン大学) 講読:「独身者になるか、ならないか:埋蔵宝典発掘者Se ra mkha' gro's に習った道徳と性生活」 |
|
| Sarah Jacoby教授 (コロンビア大学) 公開講座:「愛の啓示と20世紀初期のチベット女性の生活」 |
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| Antonio Terrone教授 (ライデン大学) 公開講座:「必要なのはノートパソコン:チベット研究分野におけるチベット資料センターとそのデジタルテクノロジーの役割」 |
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| Ronald M. Davidson教授(フェアフィールド大学) 公開講座:「大乗儀礼から仏教タントラの始まりへの変遷」 講読:「陀羅尼文学の研究」 |
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| マギル大学 | Miriam Leveting 教授(テネシー大学) 「唐から現在にかけての臨済禅の発展」 公開講座:「なぜ観世音菩薩は千の腕と目が必要なのか?禅仏教における観世音菩薩の位置」 |
| カルガリー大学 | 2008-2009年度はプログラム無し (2008年7月、Leslie Kawamura教授が正式な沼田仏教講座教授に就任) |
| 学校名 | 教授名 / 講義内容 |
|---|---|
| オックスフォード大学 | 「チベットにおける仏教の到来」(前期) Samten Karmay教授(パリ大学): チベット南部の仏塔から発見された古代ボン教聖典 武内紹人教授(神戸市外国語大学): 旧チベット研究の問題と発展 武内紹人教授(神戸市外国語大学): 10世紀帝国時代以降の旧チベット書文献 Leonard van der Kuijp教授(ハーバード大学): 秘密集会タントラの歴史的記実-仏智とSman [pa] zhabs- Matthew Kapstein教授(シカゴ大学・フランス高等研究院): 古代チベット王チソンデツェンに影響を与えた『Logic According to the Genuine Discourse』 Henk Blezer教授(ライデン大学): ボン教の中心と側面 |
| 「チベットにおける仏教の到来」(後期) Harunaga Isaacson教授(ハンブルグ大学): ヨーギ二ーの言葉-仏教ヨーギ二ータントラの歴史書の考察- Deborah Klimburg-Salter教授(ウィーン大学): Yeshes'odの世界の想像-10世紀の仏教美術- Jonathan Silk教授(ライデン大学): インド仏教文学の研究をする学生が聖書批判から何を学べるか? Peter Verhagen教授(ライデン大学): チベットにおける初期の翻訳史の考察 Christopher Beckwith教授(インディアナ大学): 中央ユーラシア文化の複雑性とチベットの王 Christopher Beckwith教授(インディアナ大学): チベットにおける説一切有部の仏教スコラ哲学の紹介 |
|
| George Fitzherbert教授 ・Brandon Dotson教授 (オックスフォード大学) 「チベットの歴史」 |
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| ロンドン大学 | Johannes bronkhorst教授 (ローザンヌ大学) 「インドの仏教」 |
| 学校名 | 教授名 / 講義内容 |
|---|---|
| ハンブルグ大学 | Jacob Dalton教授 (イエール大学) (1) 「敦煌出土のチベット瞑想文献」 (2) 「初期タントラ儀礼の展開」 |
| Helwig Schmidt-Glintzer教授 (ヘルツォーク・アウグスト公爵図書館館長) 講読 「中国仏教文献について-『臨済録』の購読」 |
|
| Louis Cabaude教授(フランス極東学院) (1)「タイにおける現代仏教像の発展について」 (2)「現代のタイ仏教文献に説かれる仏教と現代性」 |
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| ウィーン大学 | Vincent Eltschinger教授 (オーストリア科学アカデミー) (1) 「仏教の認識論者における宗教哲学」 講読 「梵語テキスト講読」 |
| ライデン大学 | Andrew Glass教授(ワシントン大学) (1) 「ガンダーラ及び北西インドにおける仏教について」 (2) 「ガンダーラ及び北西インドで発見された新たな文書・碑文」 |
2007年度 沼田仏教講座内容
| 学校名 | 教授名 / 講義内容 |
|---|---|
| カリフォルニア大学 バークレー校 |
Rupert Gethin教授(プリストル大学) 講義:ブッタの言葉か弟子の議論か?:パーリ・ニカーヤに示される仏道について |
| ハーバード大学 | Dennis Hirota教授(龍谷大学) 講義:モラルの人類学:仏教徒の洞察 講演:親鸞とハイデッガーの真理観 |
| スミス大学 | Jamie Hubbard教授(スミス大学) 講義:日本仏教:近代以前から19世紀まで 講義:悟りの政治学とは何か |
| 米国仏教大学院 | JWill Tulabhar Douglas教授(アバディーン大学) 講演:誰もが観世音菩薩:大乗サンスクリット文献も方便としての仮装 |
| Charles D. Orzech教授(ノースカロライナ大学) 講演:宋朝の秘密 |
|
| Leslie Kawamura教授(カルガリー大学) 講演:仏教における我の重要性 |
|
| David Gardiner教授(コロラド大学) 講演:空海の真言宗における身体の超越について |
|
| Taigen Dan Leghton教授(GTU) 講演:道元と法華経:禅の大乗的世界観 |
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| 杉岡孝紀教授(龍谷大学) 講演:親鸞のメタファー |
|
| David Gray教授(サンタクララ大学) 講演:タントラ仏教儀礼における性と社会的自己同一性の構造 |
|
| 松岡秀明教授(淑徳大学) 講演:ブラジルの宗教的環境における日本宗教 |
|
| Caroline Hirasawa教授(ブリティッシュ・コロンビア大学) 講演:禁じられた風景:立山における聖域の交渉 |
|
| Carl Bielefeldf教授(スタンフォード大学) 講演:『山水経』について |
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| カリフォルニア大学 ロサンゼルス校 |
JJason Carbine教授(ウィッティ) 講演:シュエジンの宗教世界:ミャンマーにおける継続、断絶、政治 |
| Robert Gethin教授(プリストル大学) 講義:ブッタの言葉か弟子の議論か?:パーリ・ニカーヤに示される仏道について |
| 学校名 | 教授名 / 講義内容 |
|---|---|
| トロント大学 | Jose Cabezon教授(カリフォルニア大学サンタバーバラ校) 講義:仏教学の変革-大学院教育の影響- |
| Max Deeg教授(カーディフ大学) 講演:シッダールタが歩いた場所・ルンビニーとカピラヴァスツ |
|
| Kurtis Scaeffer教授(バージニア大学) 講演:チベットの伝記記録者の芸術 講演:ダライ・ラマ5世の生涯の解読 |
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| Juliane Schober教授(アリゾナ州立大学) 講演:今日のミャンマー・現代ビルマの仏教と政治 |
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| Jerg Schendel教授(ハイデルベルク大学) 講演:緩慢な動きと不規則な高派・ビルマの政治運動の背景 |
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| David Drewes教授(マニトバ大学) 講演:初期インド大乗仏教における説教 |
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| Vesna Wallace教授(カリフォルニア大学サンタバーバラ校) 講演:どうして絶対グノーシス的身体が身体とよばれるのか 講演:神々としてのテキスト:モンゴルの経典を使用する儀礼 |
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| Andy Quintman教授(プリンストン大学) 講演:チベット伝記文化 |
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| Richard Salomon教授(ワシントン大学) 講演:扱いにくい聖典・仏教聖典設立に見られる顕著な特徴について 講演:ガンダーラ仏教文献と死海文書 |
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| マギル大学 | Joel Tatelman教授(カナダ社会科学局) 講義:テ―ラバーダ仏教文献学 |
| 学校名 | 教授名 / 講義内容 |
|---|---|
| オックスフォード大学 | Ulrike Roesler教授 (オックスフォード大学) 講義:仏教学セミナー(1), (2), (3) |
| ロンドン大学 | 彌永信美教授 (仏教研究者) 講義:大自在天の影で:タントラ仏教が日本に与えた影響 |
| 学校名 | 教授名 / 講義内容 |
|---|---|
| ハンブルグ大学 | Rupert Gethin教授(プリストル大学) 講義:ブッタの言葉か弟子の議論か?:パーリ・ニカーヤに示される仏道について |
| Helwig Schmidt-Glintzer教授 (ヴォルフェンビュッテル・アウグスト公爵図書館館長) 講義:中国仏教文献購読 |
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| ウィーン大学 | Ngawang Jorden教授 (シカゴ大学) 講義:尊者の意図の解明:チベットにおけるインド仏教の解釈学的伝統について 講義:チベット仏教の修道生活:チベットにおける修道生活組織、教育制度、儀礼の概観 講義:学派教義についての解説:『宗義解説』について |
| ライデン大学 | Andrew Glass教授 講義:ガンダーラ仏教入門 講義:仏教言語研究 |






